有明山に登って来ました。
安曇野から見ると人気縦走路の燕岳から常念岳にかけての稜線の手前にどっしりとした山が有明山です。
燕岳が超人気の山だけにちょっと可哀想な存在の山です。
燕岳の中房登山口と近く朝宿から駐車場に移動すると満車で止められず、しかたなく宿の駐車場に戻って少し歩く事になりました。
平日ですが燕岳には今日も多くの登山者が登って行くようです。
村営第2駐車場の奥から登山道となっており左手に三段ノ滝滝を見ながら進むと村営第3駐車場からの道と合流します。
登山道は最初から急登が続き要所には木製のハシゴやロープが張られていますが、まさによじ登って行く感じの登山道です。
ところどころ岩場があり鎖を頼りに慎重に進んで行きます。
登山道というより修験道といった方がピッタリの道が続きます。
途中シャクナゲの木々があり、花の時期に登れば励みにもなりますが一体どこまでこの急登が続くのでしょうか。
八合目を過ぎるとやっと少し緩やかな道となり、ひょっこりと表登山道からの道と合流します。立派な鳥居があり北岳に到着です。
北岳から踏み跡をたどって行くと中岳に到着。こちらが有明山の山頂のようです。
いかにも地元で信仰されている山らしい。
登りがかなりの急登だったので下りも木の根で滑りやすく転ぶと大怪我になるので慎重に下って来ます。
中腹まで全く人に会いません。
今日は我々だけ?と思っていると上から鈴の音が聞こえ男性が下って来ました。
道を譲るとその男性も今日初めて人に会ったと言っています。
昔のガイドブックには年に一度の祭礼登山や近隣の地元民以外は登山者の姿を見ることの希な不遇の山と書かれていたがまさにその通りでありました。
燕岳と比較すると雲泥の差です。
日本二百名山にも選ばれている山ですが、登り難さでは今まで登った山では上位に入るのは間違いない山でした。
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