奥多摩の川苔山に登った時に鳩ノ巣駅のホームで利尻山のTシャツを着ている方に話しかけるとちょっと前に登って来たといっていました。
最北の島にある百名山で飛行機と船を使って行くしかなく、折角なら礼文島にも行ってみたいし、行くなら夏の花の時期がいいしとサラリーマン生活中はちょっと難しいと思っていました。
今年早期退職を選択し念願だった利尻島、礼文島の旅に行く事にしました。
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飛行機から利尻島が見えて来ました |
利尻空港 |
羽田空港から新千歳空港で乗り継ぎ利尻空港に向かいました。
羽田空港で出発便の到着遅れと空港混雑の影響で出発が30分以上遅れ、乗り継ぐ利尻空港行きは強風の為条件付きフライトでの飛行でしたが無事に利尻空港に到着出来ました。
利尻空港に近づくにつれて利尻山がはっきりと見えて来ました。島全体が山頂に向かってせり上がっている姿にとても感動です。
小さいながらも露天風呂があり目の前には利尻山がはっきりと見えています。ここ1週間はほとんど利尻山の姿が見えなかったようなので運が良かったです。
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登山口の北麓野営場 |
唯一の水場 |
利尻空港に迎えに来てもらい宿に向かいます。
利尻島で一番早く朝4時に登山口まで送ってくれるという事で「ペンションレラモシリ」にお世話になることにしました。予備日を入れて3泊の予定です。
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大展望 |
避難小屋 |
翌日は予定通り朝4時に鴛泊コースの出発場所標高220mの北麓野営場の登山口まで車で送ってもらいました。山頂までの標高差1500mを登りますが最高の天気に恵まれて期待が膨らみます。
風が吹いていますが利尻島は通年風の強いところなので問題はありません。
トイレをすませ出発して10分ほどで甘露泉水に到着です。この先原生林の森を歩いて行くので風が強いですがあまり風があたらず適度な涼しさでありがたいです。
6合目の第1見晴台を過ぎて8合目の長官山までくると山頂が大きく見えてきました。
眼下に海が見えて利尻島らしさを満喫出来ました。一旦下っていくと避難小屋があり、9合目からお目当ての高山植物が風に揺れて咲いていました。
火山礫の登山道となり、祠のある山頂に到着です。
360度広がる展望、海と礼文島も見えています。まさに絶好の登山日和に恵まれてとても素晴らしいかったです。
沓形コースは現在登山禁止のため下山は元来た道を戻ります。登ってくる登山者とのすれ違いに気を付けながら無事北麓野営場の登山口まで戻ってきました。
宿の方に迎えに来てもらい汗を流して登って利尻山を眺めながら飲む生ビールは格別です。
絶好の登山日和に恵まれて実に素晴らしい景色、花を満喫出来た1日でした。
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登山ルート図<クリックで拡大します> 【カシミール3Dで作成】 |
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立体登山ルート図<クリックで拡大します> 【カシミール3Dで作成】 |
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登山標高差<クリックで拡大します> 【カシミール3Dで作成】 |
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