三筋山
山行記録  [ back ]

フリガナ ミスジサン
山域・山名 三筋山
日   時 2003年2月8日 土曜日
天   候 晴れ
行   程 ワラビ狩管理所(9:12) − 中山一号湿原(9:22) − 中山二号湿原(9:27) − 野鳥観察小屋(9:52) − 林道終わり(10:27) − 三筋山(10:42-11:40) − ワラビ狩管理所(12:45)
所 在 地 静岡県
2.5万図  
緯   度 34.4805
経   度 138.5954
備   考 随所にトレイあり。
携帯電話 NTTDoCoMo通話可
135号線からの入り口が分かりずらい場合は稲取ゴルフ場に向かい、コース管理課の看板を左折すると林道に出られます。


 曽我さんから山渓に連載されている小林泰彦の百低山巡礼に載っていたけどどう?と誘われ今年最初の山は伊豆稲取にある三筋山へ出かけて行った。

 早春の伊豆はまだちょっと寒いかなと思っていたが、寒さも一段落して今日は汗ばむほど暖かい。
 河津経由で早咲きの河津桜を見物しながら行くことにしたが着いてみると、まだ一部から二部咲きと言ったところで見物するにはちょっと早い。桜祭りも明後日からで降りて見ようと言う気にもなれず、車窓から眺めただけで通り過ぎる。

 山間部を抜けて海岸線に出て135号線を稲取方面に左折、地図を頼りに登山口に向かったが何処が入り口か分からず、稲取ゴルフ場の脇を通り抜けて登山口に向かった。

 山渓によると山頂付近まで舗装された道が続いているようだが、そこまで行ってしまってはハイキングにならないので、山渓に書かれていたワラビ狩管理所付近に車を止める。近くにはパラグライダーの事務所もあり、トイレも設置されていて女性には好都合である。

 舗装路の右側は稲取ゴルフ場となっていて金網のフェンスが張り巡らされている。フェンス沿いに歩いて行くと驚く程のカヤトの原が広がっている。こんな山の中に高原と呼んでもいいほど開放感のある場所があったとは、なるほどパラグライダーには絶好の場所である。 とにかく広々としたカヤトの高原の真正面に目指す三筋山が青空の下にもっこりとした姿で見えている。

 伊豆は暖かいとは言うものの本当に4月頃の陽気に浮かれて歩いていると中山一号湿原の看板がある。湿原と言ってもじめじめした所は全く無く、柵が無ければただのカヤトの原でしかない。

 案内版によれば今から22000から23000年前、三筋山の東方500m付近から噴火した火山灰が長い間に赤土に変化し、稲取泥炭層が形成され水を通しにくいこの層の厚い部分が水溜まりとなり現在の細野湿原が成り立っている。
 静岡県内にある数少ない湿原の中では最大規模で、秋の七草が生える高原の素晴らしい自然環境の中でヒメハツカ、ジュンサイ、サワアザミ、タヌキモ、ミミカキグサ等貴重な植物が生息すると書かれている。


 その先に東屋がありその横が中山二号湿原だ。こちらも柵が無ければ見過ごしてしまいそうなカヤトの原の一部とかしている。
 遊歩道は尚も先へのびていて、パラグライダーの場所だからなのかどうかは分からないが、途中途中に立派なトイレがあって家族連れのハイキングにはちょうどいい。


 カヤトの中に展望台のような建物がポツンと建っていた。バードウオッチングの場所らしいが双眼鏡も無く、野鳥の声は聞えるけれど姿は見ることが出来ない。
 すぐ先にベンチがあり一休みして登りきると、ようやく舗装道が終わり、道は木の階段となる。ぬかるんで歩きにくいので端の木を登っていくとひょっこりと山頂に出た。

 山頂につくとすぐ横に天城の山並みが横一列に並んで見えている。展望台には山と伊豆七島の位置が名前入りで書かれた看板があるが、こう暖かいと残念ながら伊豆七島は全く見えない。
 かろうじて大島の三原山の山頂らしき黒いものが雲の中にうっすらと見える程度である。冷え込んだ日なら天城山と伊豆七島の眺めが素晴らしいと思うが今日は誠に残念である。


 風も無いのでこの山頂で昼食にした。我々以外に人は無く静かである。山頂での気分を満喫したところで元来た道を引き返したが、同じ道ではつまらないのでカヤトの高原の真中についている道を戻る事にした。
 両側がカヤトでここじゃよくワラビが出るんだろうねなどと話ながら下ってくると、タマゴ拾いの看板がある。数十羽のニワトリが放し飼いにされていて、柵の中にはひつじとやぎもいる。近づいてみていると曽我さんが突然大きなクシャミをしたものだからニワタリが驚いて一斉に飛び上がった。


 乗馬も出来るらしいが馬の姿は見当たらない。このすぐ先が今朝車を止めた場所である。この近くで温泉でもと思ったが、藤生さんが天城踊り子温泉会館の券があると言うので稲取を後にして天城湯ヶ島町に向かう。

 温泉会館はあまり広くはないが時間が早かったせいかあまり混んでなく、ゆっくりと湯につかることが出来た。
 一足先に風呂を出た私は大広間で早速ビールをぐびぐびと飲み干して、ここから運転を曽我さんに代わってもらい家路についたのである。

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