大菩薩嶺
山行記録  [ back ]

フリガナ  ダイボサツレイ
山域・山名  大菩薩嶺  2057m
日   時  1995年11月23日(木)
天   候  
行   程 上日川峠駐車場(8:35) − 福ちゃん荘(9:00) − 雷  岩(10:00-15) − 大菩薩嶺(10:26) − 大菩薩峠(11:15-12:05) − 福ちゃん荘(12:48) − 上日川峠駐車場(13:20) 
所 在 地  山梨県  塩山市、北都留郡丹波山村
2.5万図  大菩薩峠
緯   度  35.4444
経   度  138.5055
備   考  


  今年の山行計画の中で、唯一企画倒れになっていた山、大菩薩嶺。中里介山の長編小説「大菩薩峠」でも大変有名なこの山は都心から日帰りできる山として、又2000m級の入門の山としてシーズンには大勢の登山客で賑わう山の一つである。

 昨日の雨が標高の高い山では雪にかわり、富士山も厚く雪化粧に覆われて大変綺麗な姿を見せている。
 裂石から上日川峠までの間、雪化粧した南アルプスが我々の目を楽しませてくれる。天気予報では今日はあまりよい天気に恵まれないと言っていたので一時中止も考えたが、まずまずの天気に恵まれたようだ。

 上日川峠まで車で来たので今日の行程はさぼど長いものではない。普段は頂上でアルコールなど飲まないのだが、今日は福ちゃん荘で缶ビールを買って登ることにする。
 唐松尾根を登っている途中、時々見える富士山の雄姿と南アルプスの姿に感動しつつ、雷岩に到着。ここでしばし休憩をとる。
 目の前には富士山、南アルプス、八ケ岳、奥秩父の山々が雪化粧をして青い空の下にその山並みが美しい。

 雷岩から大菩薩嶺へ向かう途中、樹林の中に入った途端、昨日の雨がこの付近では雪になったのか樹氷となって我々を包み込んでいる。辺り一面の銀世界を目の当たりにして予期していなかったものが突然現れた驚きに思わず感動の声があがる。

 白くなった登山道を滑らないように気をつけながら大菩薩連嶺に到着。樹林帯に覆われて展望のきかないところなので、記念写真だけ撮ってあしばやにその場をあとにする。
 再び雷岩まで戻り、大菩薩峠へ向けて下りはじめる。相変わらず富士山と南アルプスは素晴らしく、道行く我々の目の前に見えている。

 大菩薩峠には中里介山ゆかりの介山荘が建っており、ここで昼食にする。ここで福ちゃん荘で買ってきたビールをのみ、日当たりが良くて暖かければ時間も早いので昼寝でもするところだが、あいにくと少し肌寒いのでそうもいかず、昼食後早々に歩き始めた。

 当初の予定ではだいぶ下をぐるっと回って戻る予定だったが、景色もあまりよくないだろうと最短コースを通って下山することにした。

 上日川峠に着いて、来た道とは反対の道を通って、良い場所があったらそこで温泉に浸かっていくことにする。
 途中すずらん荘というペンションがあり、温泉と言う事なので、入浴をお願いし、ついでにそばやビールなどを注文する。

 車で入れる所まで行ってしまうと、拍子抜けするくらい楽になってしまい、今回はちょっと物足りなさを感じてしまった。


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