編笠山
山行記録  [ back ]

フリガナ  アミガサヤマ
山域・山名  編笠山(2524m)
日   時  1995年10月10日(火)
天   候  晴れ
行   程 権現平(9:08) − 雲海(10:00) − 押手川(10:45) − 編笠山頂上(12:15-13:45) −  押手川(14:40-15:00) −雲海(15:30) − 展望台経由 − 権現平(16:00) 
所 在 地  山梨県・長野県  北巨摩郡小淵沢町
2.5万図  八ヶ岳西部
緯   度  35.5619
経   度  138.2053
備   考  


 真夏の暑さがようやく一段落して、朝晩は冷え込むようになり紅葉前線も徐々に南下してくるこの時期、紅葉を見ながら編笠山へ登りに行く。
 いつも若干遅れ気味だったので、今日は遅れまいといつもより30分早くおきて前回、乾徳山では腹が減ってバテてしまったので、納豆と生卵でご飯をしっかり2杯食べて出す物も快調に出たので若干早めに家を出る。

 家を出たのが早すぎたのか5時40分ころ集合場所着いてしまう。まぁいつも遅れ気味だったのでちょうどいいか。
 みんなが集まって来るまで地図を眺めて待っていたが、集合時間の6時を過ぎても誰一人現れない。おかしいな、いつもみんな6時には集まっているのに集合時間でも間違えたかな?と思っているとぞろぞろみんな集まってくる。遅刻の原因はどうやら会長さんのようだ。めずらしく寝坊した模様。
 今回は中野さんが参加すると言うことで迎えにまわる。ほぼ一年ぶりの参加とのこと。年一回とはまるで七夕さまの織姫?かな

 10月10日は統計的にみても晴れる確率が大変高いようだが、今日も大変よい天気に恵まれて絶好の登山日和である。中央高速からも八ガ岳の南にもっこりした編笠山がよく見える。
 小淵沢ICをおりて権現平へ向かう途中、ところどころで駐車している車がある。みんなきのこ採りに来ている人達だろう。
 権現平の駐車場はもう車で一杯になっており、どこに止めようか迷っていると一台出ていく車があったので運良くそこに止めることが出来た。

 登り始めてすぐ、奥穂高登山のときに痛めた足首と尾てい骨がまだ多少痛み、段差を踏ん張って登ると尾てい骨にひびくありさまでこの先大丈夫か心配になってしまう。

 登り始めて50分、雲海に到着。3〜4人の人が休憩をしている。ここの辺りでは紅葉はまだ早いらしく全然色付いていない。
 天気のほうも朝は雲がなかったが、だんだんと多くなっている。登っている間は半袖でもいいが、休憩していると寒くなって長袖を着込むほどである。
 

この先押手川で一回休憩をとり、30分歩いたところで再び小休止。ここまで来ると黄色く色付いたダケカンバが見えるようになる。
 この辺で標高がどれくらいなのかわからないので、やっぱり高度計の付いた時計が是非とも欲しいところだ。
 横の岩場に曽我さんが写真を撮りにいく。だまされたと思ってちょっとこっちに来いというので写真機をもって行くとなるほど下の方もかなり紅葉している。
 ここから登山道は急になり、歩きはじめは足首と尾てい骨が痛かったが、トクホンチールが効いたのか、痛みがなくなって来た。
 一人で先にいってお湯でも沸かしていようと息をゼーゼー言わせながら一足先に頂上へ到着。
 先ほどまで雲が多かったが雲もあまりなく、権現岳、赤岳、阿弥陀岳が目の前によく見える。

 全員が揃ったところで昼食に。風もなく寒くもないので暫くゆっくりすることにする。各自昼食をすませ山頂からの眺めを満喫する。遠くに富士山が顔をだし、八が岳も時々雲がきれてすっきり見えることがある。まぁこの位の天気ならば◎ではないか。

 今日はドリップ式のコーヒーを持って来たので皆にご馳走してあげることにする。出来れば湧き水でお湯を沸かしたかったが、残念ながら観音平から頂上までは水場がなかったので、湯河原の迷水?でがまんしていただこう。
 観音平に来る途中に延命水という湧き水があったのでそれをくんでくればよかったな。しかしドリップ式のコーヒーはなんともいい匂いがする。やはり頂上でのんびり飲むコーヒーは一段と美味しく感じるから不思議なものだ。
 頂上で松茸を去年2000本も採ったという話を藤生さん達が聞きつけてきたので下山途中、押手川で杉本さんと大谷さんと3人で夢中になって探したがみつからない。それから下山の最中もあっちこっち目をキョロキョロさせながら歩いたがやっぱりわからない。そんな簡単に素人が探せたらあんなに高級品な訳がない。くやしいけれどあきらめるしかないだろう。しかしもしあったら大変な騒ぎになっていただろう。なにせ国産物だから。

 そんなことをやっているうちに駐車場が近づいてくる。一部とても滑りやすいところがあり、躓きそうになったとおもったら後ろの大谷さんもやはり躓き、一回転、ヒヤットする場面もあったがなにわともあれ全員無事下山終了。

 帰りは少し回り道をして鹿の湯で風呂に入っていくことにする。ここの風呂は町営で1人500円、シャンプー、石鹸完備。ジェットバスに普通の内風呂、おまけに露天風呂まであり、500円では安すぎるくらいである。
 真夏は暑くて露天風呂もあまりいただけないが、この時期はヒンヤリしているので露天風呂もなかなかいいものがある。
 風呂から出たら一人だけ山の恰好のままの人がいる。あえて固有名詞は書かないが、これから我々と一緒に山へ行くときは一式もってきてください。荷物になるようでしたら自宅玄関まで車を横付けいたしますので。

 風呂から出てこの辺りでソバ屋がないか受付の人に聞いてみたら予約制とのことなので、沼津ICの大将で夕食をとり無事山行を終えた。

 今回の山行はまだ若干紅葉には早いかもしれないという感じがある。あと1週間もすれば見頃になるのではないかと思われる。しかし絶好の天候に恵まれて山頂からのすばらしい景色を堪能できてよかったと思う。 


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